7月の管理

施肥と薄目砂…ベントグリーン

 高温多湿から高温乾燥となる。窒素はやや控え目とする。目砂は薄目砂(0.2~0.3㍑/㎡)とし、すり込み作業はしないように。


梅雨明けに6㎜ムク刃でフォーキングを

 梅雨明けと共に散水が始まる。床土への散水効率を上げるために、フォーキングを行う。ベントグリーンでは地温が根の生育適温(10~18℃)を越えている場合、コアリングは好ましくない。フォーキング後の目砂は特に必要としない。但し、乾燥に注意。


ドライスポット

 梅雨が明けると、散水の不均一やドライスポットの発生によって乾燥害が現われやすくなる。散水は根群域にしみ込ませることが大事で、表層部にとどまったり、不均一なしみ込み方をするとドライスポットの原因になる。散水後は常に床砂の水分チェックが必要で、十分にしみ込まない場合やドライスポットが出やすい場合は、梅雨明け直前か直後に浸透剤散布を行い、水を速やかにしみ込ませて、均一に分布させることが効果的である。



軸刈り注意

 梅雨の頃は日照不足や多湿、窒素過多などの影響で、芝生に軸刈りをおこしてしまうと大きなダメージになることがある。刈込み間隔を開き過ぎない、刈草を集草箱に溜め過ぎない、停滞水のある時の刈込みを控えるなどの注意が必要。また成長調整剤などで徒長を抑制することも有効。軸刈りになってしまった場合は薄目砂を散布する、刈高を上げる、芝生面の排水性を改善するなどの対策が必要。


シバツトガ・スジキリヨトウの発生に注意

 高温・乾燥が続くと蛾類の発生間隔が短くなる。夜7~8時頃成虫が多く飛びまわっているのが見られてから、数日後に幼虫が現れてくるので、その後の被害観察を怠らないように。


藻類の防除

 グリーンで藻類の発生が多くなる時期なので、例年発生が多い所では予防的な発生前処理剤の使用や、既に発生している場合は発生後に効果の高い薬剤を処理する。乾燥害や病害、すり切れ等で芝生の密度が少なくなると藻類が発生しやすいので、芝密度が少ない場合には回復に努める。藻類の発生予防には薄目砂の多回数散布も効果的である。


雑草対策

 メヒシバ類、ヒメクグ、ヤハズソウなどは今月が最も生育する時期となる。8月になると大型化し葉は固くなることで茎葉処理剤も効きにくく、多くの薬量が必要となる。今月の梅雨が終わるまでに除草剤処理を終えること。