6月の管理

ベントグリーンへのエアレーション

 6月中旬~7月中旬は梅雨の時期であり、雨の日が続くとターフ層は過湿状態が続くことが多い。これは病害や使い傷みが出やすいコンディションと言える。梅雨前にグリーンの排水を良くするためのエアレーションは、やがて夏を迎えるベントグリーンでは大切な作業である。


植物成長調整剤(抑制剤)の処理適期

 6~7月は芝草の最もよく伸びる時期であり、梅雨になって降雨が続くと刈込み作業もはかどらない。刈り込み回数や刈りかす量の削減、フェアウェイに点在するティフトン芝の軸刈防止、ベントグリーンの夏季のターフ品質の向上など、この時期の使用目的は いろいろあり、その効果は大きい。


大きくなると防除が困難な雑草

 メヒシバ、アキメヒシバはこの時期になると生育盛期になり、茎葉処理をするならこの時期までで、株化すれば防除は困難となる。アキメヒシバは7~8月頃までだらだらと発生するので、再処理の必要がある。
 広葉雑草ではマメ科のヤハズソウに対しては、生育初期にはSU剤を処理し、生育期にはホルモン剤を茎が木質化するまでに処理する。
 ヒメクグは梅雨時期を過ぎると大きく成長し、除草効果が低下する。
 気温が高いときに茎葉処理剤の登録使用量の範囲内であっても高薬量、高濃度処理で使用するときには薬害に注意が必要。


害虫対策

 これからタマナヤガやアカフツヅリガ、シバオサゾウムシなどの幼虫、チガヤシロオカイガラムシ、ケラなどの仔虫が大きくなって、害症状が進んでいく。例年被害が現れている場合は、この時期に殺虫剤処理して密度を下げておくことが効果的である。


マツクイムシ対策の薬剤散布

 マツノマダラカミキリの羽化脱出は5月末頃から始まり、6月中旬頃が最盛期となる。この時期に薬効がきれていることのないように気をつけること。