1月の管理

今年のコース管理目標を

 コース管理の作業は毎年大きな違いはないかもしれないが、何かの目標を定めて、それを達成させるために工夫し、努力す ることは大切である。少しゆっくりできるこの時期に今年のコースをどうするか考えてみる。


ベントグリーンには少量でも施肥を

 4℃以下になればベントグラスも生育しないが、冬でも凍り放しということはないので、暖かい日には生育している。少量の施肥が春の生育開始を助ける。


スルーザグリーンの排水改善

 昨年10月は台風などの影響で、降雨量が平年に比べて3~4倍多くなった。そのために法面からの湧水が増えたり、スルーザグリーンでの排水不良個所が増えている。そのまま放置しておくと、冬季はスズメノカタビラやミミズなどの発生、また来春以降にはラージパッチの発生につながってくる。冬季の間に排水管や排水マスの設置、また土の入替などで排水改善を図っておくことが望まれる。また、側溝や排水管が土や落葉、木の根などで詰まっていないか点検し、状況に応じて清掃・整備しておくことが重要である。


積雪対策

 数cmの積雪でもゴルフをするには除雪又は融雪することが必要である。但し、やり方を誤ると思わぬ害を受けるので以下のことに注意する。
(1)除雪:グリーンやティではトンボやほうき等での除雪は、多少雪が残る程度にする。こすりすぎて芝生を傷めることが多い。スルーザグリーンでは、スチールマットでこすっても大丈夫であるが、牽引車のタイヤスリップで芝生を傷めるので注意が必要である。
(2)融雪:寒冷紗や墨汁等で雪を溶かす場合は排水良好な芝地であること。溶けた水がたまっていると、水が凍ってより大きな害を受けることがある。


冬期雑草防除の注意点

 冬期に非選択性の除草剤を用いて雑草を処理する場合、芝の地際部に緑が残っていると、散布した薬剤がその部分から吸収され薬害を受けて春に芽が出ないこともあるので注意する。散布時には芝の地際部までよく観察し、緑が残っていれば散布はしない。スポット処理では投下水量が多くなりやすいので注意しなければならない。