12月の管理

ベントグリーンへの施肥

 気温の低下と共にベントグラスの生育も低下してくるが、まだ生育は続けている。光合成も行っていて、養分を蓄える大切な時期である。生育盛期と大差ない施肥が望ましい。但し、温度も低くなっているので、肥料は速効性のものを分施するのが得策である。


枯れ松・ナラ枯れ木伐採除去

 芝管理作業が少なくなると、樹木やその他の整備作業が主となる。マツクイムシで枯れた松やナラ枯れ木の伐採除去は来年の発生源を絶つのが目的であるが、見苦しいことでもあるので早く伐採したい。マツクイムシによる枯松伐倒木は放置しない。焼却やチップ化などで処理すること。


林内清掃

 歩径路、カート通路から見える林内の清掃もこの時期の作業である。枯木、枯枝を除去し、林床に生える下草や落葉まできれいに除去するのは好ましくない。大形の見苦しい下草を刈り取る程度にすることが望ましい。


日照改善

 12月22日は冬至で、太陽高度が最も低くなる時である。グリーンやティの日当たりを改善するためには、この時に日陰をつくっている樹木を見定めて伐採や剪定をすると効果的である。特に東~南側からの日当たりを改善すると、朝日を早く照らすことで霜や凍結を早く溶かすことができる。


冬期の雑草発生後処理は年内に

 冬雑草の発生後処理は、1~2月の低温期処理では効果発現まで時間がかかるので、12月中に処理することが望ましい。薬剤処理を行う場合、グリーンへ薬剤を持込まないように注意する。また、乗用カートの場合は離れた場所からの持込みもあるので、注意が必要。


ミミズ対策

 11月頃からフェアウェイやラフにミミズの糞塚が目立ってきている。ミミズは冬から春にかけて大きくなって糞塚が芝生地の景観・プレー性を損ない、排水不良の原因にもなる。糞塚形成阻害剤を早めに散布しておく。