7月に注意すべき病害

ベントグラス / コウライシバ・ノシバ / ベントグラス・ノシバ・コウライシバ共通
ベントグラス
 赤焼病  初期は黄色い小型で楕円形の沈んだようなパッチ、次第に赤みを帯び拡大していく。進展が早いので注意。

 炭疽病  先月に引き続き発生する。診断が難しいので注意。

 細菌性病害  葉枯細菌病と褐条病が発生。褐条病は判別が難しい。困った場合には研究所にご連絡を。 細菌性病害には一般に風通しの改善、刈高を上げるなどの対応が有効。

 葉腐病(ブラウンパッチ)  降雨後に発生が目立つ。進展が早いので発生時は早めに薬剤対応。

 ダラースポット病  先月に引き続き発生。日照、風通しの改善、露落とし、窒素不足にしないなどの対応が重要。多発時には、ローテーションによる薬剤散布が必要。

 イエロースポット  発生には年次変動がある。本病によって芽数が減少することはまずないが、良く目立つ。

コウライシバ・ノシバ
 葉腐病(ラージパッチ)  降雨後に発生が目立つ。梅雨中の残効切れによる再発には粒剤でスポット対応。

 葉枯病  降雨により発生が増える。ティや激発の場合には薬剤散布が必要。

ベントグラス・ノシバ・コウライシバ共通
 フェアリーリング病  薬剤やシバフタケなどのリングの種類によっては、少水量では十分な効果が得られないことがあるので注意。
 ※8月のベントグラスでは今月に引き続き炭疽病、赤焼病、細菌病(葉枯細菌病、褐条病)が発生し、日本芝では葉枯病が発生する。



8月に注意すべき病害

ベントグラス / コウライシバ・ノシバ / ベントグラス、コウライシバ、ノシバ / ベントグラス、コウライシバ、ノシバ、バミューダグラス
ベントグラス
 赤焼病  初期は黄色小型楕円形のパッチで、降雨後には急速に赤みを帯び拡大。この時期には進展が速いので、注意が必要。

 炭疽病  初期は黄色、縁がはっきりしない小型の不整形パッチを形成。徐々に赤みを帯び、融合しながら拡大していく。

 細菌性病害  葉枯細菌病と褐条病が発生。褐条病は判別が難しいので、困られた場合には研究所にご連絡を。 細菌性病害全般に風通しの改善、刈高を上げるなどの生育環境改善が最も有効。

 葉腐病(ブラウンパッチ)  降雨後に発生が目立つ。進展が速いので、発生時には早めに薬剤対応。

 イエロースポット  発生し出すと、その時期になると続いて発生する。本病によって芽数が減少するというダメージを受けることはほとんどないが、多発すると見苦しい。8月下旬〜9月上旬には自然回復する。

コウライシバ・ノシバ
 疑似葉腐病(象の足跡)  昨年発生し問題となった場所には予防散布。発生後の散布では十分な効果が得られない事がある。

ベントグラス、コウライシバ、ノシバ
 フェアリーリング病  先月に引き続き発生。シバフタケなど水量が少ないと効果が得られない事があるので注意が必要。

ベントグラス、コウライシバ、ノシバ、バミューダグラス
 葉枯病  多発する場合や目立つ所では薬剤対応が必要。

 ダラースポット病  真夏になれば一旦病勢が衰える。しかし高冷地では引き続き発生するので注意が必要。
 ※9月のグリーンでは赤焼病、炭疽病、細菌性病害(葉枯細菌病、褐条病)、ブラウンパッチ、ダラースポット病が発生。コウライシバ・ノシバでは9月末からゾイシアデクラインとネクロティックリングスポット病の秋の予防散布の時期に入る。ラージパッチの発生にも注意が必要。