4月に注意すべき病害

ベントグラス / コウライシバ・ノシバ / ベントグラス・コウライシバ・ノシバ
ベントグラス
 ダラースポット病  露などがターフ面に長く残る状態や極度のN不足は避ける。毎年、激発し防除に困る場合には、発生が予想される1、2週間前から菌密度を上げないよう予防散布を開始し、本病の発生期間中には定期的に殺菌剤をローテーション散布する。

 細菌性病害  かさ枯病と葉枯細菌病が発生。かさ枯病は 4月中旬まで最も症状が目立つ。風通しの改善、刈高を上げるなどが有効。かさ枯病に対して予防的には有機銅剤が有効。治療的な抗生物質剤(アグリマイシン-100)もあるが、アグリマイシン-100はベントグラスに登録はあるものの、その使用は生産圃場に限られている。これはプレーヤーとの接触を避けるためで、ゴルフ場ではナーセリー等での使用に限る。

 ピシウム病  水みちに沿って発生する事が多い。パッチは赤褐色から黒味を帯び、葉は軟腐する。

 炭疽病  初期は黄色、徐々に赤みを帯びて縁がはっきりしない小型不整形のパッチを形成。融合しながら拡大していく。

 立枯病(テイクオールパッチ)  最近はあまり見かけないが、補修用に播種した場合の比較的若い芝に発生しやすい。

コウライシバ・ノシバ
 葉腐病(ラージパッチ)  4月頃から発生しやすく、降雨後は特に注意が必要。予防散布が有効。4月に散布を行った場合は5、6月の残効切れに注意。

 疑似葉腐病(春はげ症)  芝の立ち上がりと共に目立ってくる。春の薬剤散布はほとんど効果はないが、これに散水やコアリングなどの更新作業を組み合わすと回復促進効果が期待できる。

 立枯病(ゾイシアデクライン)・ネクロティックリングスポット病  薬剤処理は秋の予防散布が最も有効。春の散布も有効で回復を早める。

ベントグラス・コウライシバ・ノシバ
 フェアリーリング病  前年度の激発箇所には今月から早めの薬剤散布が望ましい。薬剤やリングの種類によって(例えばシバフタケ)は少水量では十分な効果が得られない事があるので、注意が必要。
 ※5月のベントグラスには上記の病害に加え、例数は少ないが褐条病(細菌病)が発生する。コウライシバ、ノシバには葉枯病(犬の足跡)、さび病が発生。



5月に注意すべき病害

ベントグラス / コウライシバ・ノシバ / ベントグラス・コウライシバ・ノシバ
ベントグラス
 ダラースポット病  露などでターフ表面が長時間湿度が高い状態や極度のN不足を避ける。毎年、激発し防除に困る場合には、発生が予想される1、2週間前から菌密度を上げないため予防散布を開始し、本病の発生期間中には定期的に殺菌剤をローテーション散布するとよい。

 細菌性病害  通常、かさ枯病は5月前半で終息する。葉枯細菌病は引き続き発生、褐条病は5月から見られる。褐条病は診断が難しいので、困る場合には研究所に連絡を。全般的に風通しの改善、刈高を上げるなどの生態的対応が有効。

 炭疽病  先月に引続き発生。初期は黄色だが徐々に赤みを帯び、縁がはっきりしない小型不整形のパッチを形成。融合しながら拡大していく。

 ピシウム病  水みちに沿って発生する事が多い。赤褐色から黒味を帯びたパッチで、葉は軟腐する。

 立枯病(テイクオールパッチ)  最近はあまり見かけないが、補修用に播種した比較的若い芝に見られる。

コウライシバ・ノシバ
 葉腐病(ラージパッチ)  先月から引き続き発生。降雨後は特に注意が必要で予防散布が有効。3、4月に予防散布を行った場合は5、6月の残効切れに注意。最近、色々な原因で治癒しにくい場合がある。こういう時には研究所に連絡を。

 疑似葉腐病(春はげ症)  春の薬剤散布はほとんど効果がないが、これに散水やコアリングなどを組合わせると回復促進効果が期待される。

 立枯病(ゾイシアデクライン)・ネクロティックリングスポット病  秋の予防的薬剤散布が最も有効。しかし、春の散布も効果があり発生後でも回復を早める。

 葉枯病  降雨後に激発することがある。本病により裸地になることは少ないが、発生する場所や程度により薬剤散布が必要。

ベントグラス・コウライシバ・ノシバ
 フェアリーリング病  前年度の激発箇所には早めの薬剤散布が望ましい。薬剤やリングの種類によっては少水量では十分な効果が得られない事があるので注意。
 ※6月のベントグラスには上記の病害に加えブラウンパッチ、気温が高ければ赤焼病も発生。