ケラ

英名 Mole cricket

学名 Gryllotalpa africana Palisot de Beauvois

 

 

 

分類

コオロギ科

体長

成虫:27〜35mm 前胸部と後胸部の間でくびれる。前脚が太く大きく発達している

幼虫:約6mm、6〜8齢で成虫になる。

体色

黄褐色で、全体に短毛で覆われる。胸部背面、翅部は黒褐色。

活動

一生のほとんどを土中で生活し、冬季は土中深くに潜り、春は気温が15度を超えるようになると活動を始め、秋にかけて上層に出て活動する。前脚でモグラのようにトンネルを掘り、土を盛り上げる。雑食性で植物の根や葉、昆虫やミミズなどの死骸などを食する。成虫は夜間地上に出て、飛ぶことが可能。

5〜7月頃土中に3〜5個の卵室をつくり、大きさ1.7〜3mmの乳白色の卵を1室当たり約35個産み付けるといわれる。

幼虫

ふ化した幼虫は成虫に形態が似ているが翅がなく、脱皮を重ねて成長する。

発生

越冬成虫は3月下旬頃から地表近くに現れ、5〜7月に産卵し、9〜10月に羽化する。

防除

ケラは表面下5cm程度のトンネルに潜み、成虫は殺虫剤が処理されるとより下方に逃げる性質があり、なかなか薬剤処理の効果が上がりにくい。できるだけ孵化直後の若虫の段階で防除していくことが望ましいようである。また、土壌が乾いていると、薬剤は有機物や土に吸着されてしまい、ケラもより深く潜り効果が上がりにくいので、その場合は前もって散水で土壌を湿らしておく方がよい。散布は早朝か夕方が良いとされる。ケラの発生状況を調べるには、2%程度の洗剤混合液を芝生面に注ぐと、数分間でケラが飛び出してくることで発育ステージを把握することができる。

*引用文献「目で見るゴルフ場の芝草・樹木害虫」 廿日出正美著 ソフトサイエンス社

 

ケラの成虫


ケラによる被害(グリーン周り)

殺虫剤処理によるケラの死骸

ケラによる被害(グリーン)