ライグラスいもち病

診断のポイントと対策

標準的な症状

色、形

赤褐〜赤紫〜紫黒色

スポット〜不整型

(融合あり)

小さな褐点を葉、茎に生じ、急速に円形〜長円形の病斑になる。大型病斑になると、全葉に拡大して枯死させる。

葉の病斑は紫色〜褐色の縁をもち、黄褐色〜灰色を呈し、時に病斑の周囲が黄色になる。多湿下では病斑上に灰色の菌糸、分生子柄、分生子を生じる。

症状が激しいと、個体は枯死する。

大きさ

直径

510cm

発生要因

高温多湿

その他

参考文献:グリーン研究報告集

77:69頁の「ペレニアルライグラスの病害について」(委託調査答申書)参照

特徴的な分生子柄と分生子

分生子

(

この分生子が多量に形成されている時、いもち病は激発状態になる。)

応急処置(薬剤対応)

緊急対応

登録農薬がないので、薬剤対応ができない。

その必用のない場合

イネいもち病の情報を参考にして耕種的防除に力を入れる。なお、常発地には抵抗性品種を用いる。

類似病害との違い

 

 

ピシウム病

あらゆる種類のシバがピシウム病にかかるが、いもち病にかかるのはライグラスのみである。パッチの中の罹病個体をルーペで観察すればピシウム病との違いは分かる。また、ピシウム病の場合には、パッチの拡大がより速いし、刈高が高いと大型で円形のパッチになる。ピシウム病は早朝、水浸状、暗灰色で指間でこすると、油状を感じる。